
当支援室では、Social Skills Training(SST)を通して、お子様の健やかな成長発達を支援します。 ◆ SSTとは・・・ 人が社会で生きていくために必要とする、様々なスキルの習得を目指すトレーニングです。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部精神科教授ロバート・ポール・リバーマン氏が考案した認知行動療法の一つです。 ◆ SSTを通して・・・ 子どもたち自身が「自己理解」を深め「自己支援力」を育むことを助け、「ぼくにはこんなところがあるけれど、こうすれば大丈夫」と思えるよう支援します。 そして、様々な“困難さ”はあっても「他者とよりよく関わっていきたい」という、子どもたちの思いに応えます。 ◆ 発達障害ゆえの“困難さ”・・・ 発達障害の子どもたちが抱える“困難さ”に着目し開発した教材をもとに、子どもたち自身が困難さを軽減し改善することをお手伝いします。 ①学校生活に臨む力の弱さ → 他者に注目する、視線を向ける、集中力を持続させる等、集団活動に参加するための力 ②生活を整えることの困難さ → 健康・安全・安心な生活、時間管理、持ち物管理、金銭管理等、自分の身の回りのことや日常生活に必要な事柄を、自分で管理し整える力 ③人間関係を形成することの困難さ → 具体的かつ適切な人との関わり方等、他者との関係を築き、維持していく力 ④コミュニケーションの苦手さ → 表情、ジェスチャー、アイコンタクト等、様々な情報を総合的に関連づけて処理し、受信や発信をする力 ⑤情緒を安定させることの困難さ → 様々な状況の中で、「喜怒哀楽」等の感情や、それに伴う行動をコントロールする力 ⑥メタ認知(自己を客観視する力)の弱さ → 問題や課題に直面した際に、課題解決に向けた方法や自分のあり方をモニターし、自己評価をしてコントロールする力

◆ メンバーとの関わりを通して・・・
子どもたちの実態から各回のテーマ(ターゲットスキル)を決定し、その獲得を目指して指導を展開します。仲間との関わり合いを通して、共に学び合い・高め合い、楽しみながら対人関係に必要な力を育みます。
